読み聞かせ「チョウの宝もの」

今日は小学校で絵本の読み聞かせがありました。

私の担当は5年生で、読んだのは
シム・シメールの「チョウの宝もの」です。
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渡りをするチョウとして有名なオオカバマダラが
世界中を旅してきた話を これから繭になる幼虫に聞かせます。
とてもすばらしい宝ものを見たと蝶は言うのです。

蝶は北極で会ったホッキョクグマやあざらし。
アフリカであった象やライオンの話し。
ゴリラ、ユキヒョウ、南極のペンギンに太平洋のイルカ達。
さまざまな生き物に出会ったことを幼虫に話しますが
宝ものの話は出てきません。

幼虫は聞きました。
「待ってください。まだ宝ものの話を聞いていませんが?」
その幼虫に蝶は言います。
「もう話したではないか。いいかね? この世界のすべてが、宝もの。
  生きものたちはみな、宝石なのだよ」と。
そしてさらに
「この惑星、地球は、宇宙のなかでも、もっともすばらしい  
  宝もののひとつなのだ。」とも。。。

幼虫が繭になって眠りにつき
新しい蝶として目覚めた時 すでに年老いた蝶はいませんでした。
若い蝶は 色鮮やかな真新しい羽をいっぱいに広げて

そして 自分と同じこの星の宝ものたちに会いに旅立ったのです。



作者 シム・シメールは環境保護団体に所属しながら
環境アーティストとしての創作活動も行っていて
私は見に行ったことがありませんが 
日本でも各地で展覧会を開いているそうです。
そして 2008年からはあの旭山動物園の公式アートアドバイザーとしても
活躍しているそうです。

この他人の描く動物たちは 活き活きとして本物っぽい。
これはユキヒョウなんですけど 神秘的なくらい綺麗♡
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どの動物たちも まさに宝ものという感じに描かれていて
私は好きなんですが・・・

人間以外の命が宝ものという主題がわかりにくいのか
子供たちには あまりピンとこなかったようです。
と、いうより 先生もあまりピンとこなかったみたい(^o^;)>
その辺が ちょっと危ないぞ、日本!・・・と思ってしまうなぁ。。


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絵本「ぎょうれつのできるすうぷやさん」

先週 よみきかせで読んだ絵本です。
茶色やオレンジを基調とした絵がすうぷみたいにあったかくて
お腹がぐぅって鳴っちゃいそうなの(^o^)

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森の中にとってもいい匂いがする小さな家があるんだけど
「はいるべからず おそろしいまじょのいえ」って書いてある(-o-||)

実は くいしんぼうな森の動物たちが押し掛けてこないように
とかげのおばあさんが書いたもの。
だってとかげのおばあさんのお鍋はとても小さくて
いくらおいしいすうぷでも みんなにわけることは出来ないんだもの。

でも字の読めないちいさなハリネズミ君が
おばあさんのお手伝いをするようになって
結局 森の動物たちがみーんなついてきてしまう。

ほんのひと匙ずつ おばあさんのすうぷを飲んだ動物たちは
余計 お腹がすいちゃって・・・
おばあさんの指揮のもと
今度は クマさんの大きなお鍋で みんなが協力してすうぷ作り。
さっきのは えんどうまめのポタージュだったけど
今度は じゃがいもとトマトのすうぷだよ。

「ローズマリー タイム チャイプ」って
呪文みたいに唱えながら おばあさんがはっぱを落とすと
すうぷはとたんに ふわぁりとおいしくなる。

いつのまにか おばあさんのいえは
「トカゲのまじょのすうぷや」として
たくさんの動物たちで にぎわうようになりました。


っていう事件もなにもない ストーリーなんだけど
自分たちで収穫したお野菜で すうぷを作る、
あったかいものを食べられる幸せみたいなものが
湯気のように漂っているところにほっとします(*^。^*)


近頃は小学校でも成果主義みたいなピリピリした感じがあるので
たまには こんな本でぼーっとできる時間もいいよね。
時間も12分くらいで読めるので 15分間のよみきかせには
ちょうどいいかなって思います。




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コミック「きのう何食べた?」

よしなが ふみが好きなので
割と良く読むのですが
この「きのう何食べた?」は
新ジャンル確立かっていうくらい画期的。

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主人公は筧史朗と矢吹賢二のゲイカップルなんだけど
恋愛系の話しはほとんどナシ。
シロウさんは弁護士なんだけど
社会派のお話かっていうと それもほとんどナシ。

じゃ、何を描くのかっていうと
料理上手な史朗さんが 毎日スーパーで買った食材を
あまさず使い切って 美味しい料理を何品も作る様子が
淡々とした日常生活のあれこれと共に描かれている作品なのです。

なんだぁって思うよね、フツー。
でもそれが 読んでいるうちに引きこまれて
ついつい 料理をしたくなってしまうのが よしながマジック(笑)
よっぽど 力がないと 日常生活を書いたら小学生の絵日記に
なってしまうのに 読み終わった後に なぜか
いいものを見たなぁっていう充実感があったりするのよ。
毎日の繰り返しで見えなくなっている幸せの見える化ね・・

レシピもすごくしっかりしてて
特別な素材とかは出てこないから 今日にでも作れるものばっかり。
そして献立の組み合わせも 真似しておけば失敗はナッシング。
作者の料理は 相当な腕前と見た!
でも私の頭は一度で覚えられず 結局レシピのページを
何回も見直したりするわけだけどね(^o^;)>
こんなに通読したコミックがあっただろうか(笑)

押しつけでなく 料理の幸せを伝えられるこのコミック。
私が文部科学省の役人だったら家庭科の教科書の
副読本に指定するのに・・・

それにしても この本は ジャンル分けするのに
困ってしまいます。
BLチック社会派料理マンガ。
まぁ、ジャンルを作っても よしなが ふみ にしか
制覇できないでしょうから ジャンル名「よしなが ふみ」でいいかぁ。


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読み聞かせの本「アツーク」

今日は地元の小学校の読み聞かせでした。
5年生だったので 少し長いお話を・・

「アツーク  少年がみつけたもの」
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イヌイットの少年アツークが5才の時
お父さんからもらったハスキーの子犬タルク。
とても仲良しだったのに
タルクはオオカミに殺されてしまいます。

絶対に復讐してやるという思いを胸に
何年も弓矢の腕をみがき
一番強い狩人になったアツークは
ついにオオカミを倒します。
でもやっとタルクのカタキをうったというのに
心は寂しいまま。

まわりを見回してみればアツークはひとりぼっちでした。
動物たちは みな怖がって
アツークのそばに寄ってこないのです。

むなしい思いを抱いていたアツークは
か弱い小さな花をみつけます。
冬の間も球根で眠っている自分を待っていてくれる
友達が欲しいという小さな花。

「ぼくがまつよ」アツークはささやきました。
「どんなに冬が長くても、まっているよ。
  そして、きみがまた めばえてきたら、
  ぼくが世話をしてあげる。 あらあらしい風から
  きみをまもってやるよ。
  動物たちにふみつぶされないように、見まもってあげる。
  そうだよ、小さな花、ぼくがきみをまっているよ」
誰かに必要とされること、誰かを必要とすること。
復讐のはてにはなかった喜びを
アツークはついに見つけたのでした。

+ + + + + + + + + + + + + + + + +

このお話は 復讐に喜びはないんだよって
言っている。
それが結論なのは間違いないんだけど
その過程では 怒りと悲しみを充分に表現することが
必要なんだって言っているようにも思えるのです。

アツークがすぐに復讐を諦めていたら
彼は強い狩人にならなかったし、強い狩人が
本当はさみしい存在だっていうことも知らなかった。
そうしたら 小さな花に心を預けることもなくて
きっと彼の人生は もっとぼんやりした薄いものだっただろうなって・・

命を鮮烈に生きることは 本人にはとても痛い。
他から見たら馬鹿みたいと言われることもあるし。。
それでも 一生が終わる時にはきっと
会いたくなかった辛いことが贈り物だったとわかるのかもしれませんね。


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「マドレーヌといぬ」よみきかせ

今日は小学2年生のクラスで
絵本のよみきかせをしてきました。

読んだのは ルドウィッヒ・ベーメルマンスの
「マドレーヌといぬ」
小さな寄宿学校で暮らす元気な女の子マドレーヌを
主人公にした マドレーヌシリーズの2冊目です。





元気すぎて川に落ちてしまったマドレーヌを
助けてくれた勇敢な犬は寄宿学校の人気者になりますが
学校検査に来た評議委員たちに見つかって
追い出されてしまいます。

こんな雑種犬を可愛がるなんて良い子女の品が下がるという
委員長の言葉に
「あなたには てんばつが下りますから!」と言い返すマドレーヌ。
確かに 子供は大人しくかわいらしく・・・という理想には
程遠いけれど 読んでいてちょっと胸がすっきり(笑)

評議委員が帰ってから 優しいミス・クラベル先生は
生徒たちを連れて犬を探しにいきます。
簡略化された絵ながらもパリの街の描写が素敵!
そして
やっと帰ってきた犬と その驚きの結末♪


作者のルドウィッヒ・ベーメルマンスは
人生のはじめのほうから苦労をしてきた人らしく
独学ながら絵にはほのぼのとした味があります。

アメリカ最高の絵本賞、コールデコット賞を受賞している
この「マドレーヌといぬ」
訳文も少し古い日本語の良さを十分に感じられる
リズムの良いものになっています。


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ルピナスさん 読み聞かせの本

小学校での今月の読み聞かせは
5年生のクラスに行きます。
今日は図書館に行って絵本を選んできました。
今度読もうと思っているのは
「ルピナスさん」です。


「大きくなったら、わたしもとおいくににいく。
 そして、おばあさんになったら、海のそばの町にすむことにする」
遠い国々の話をしてくれたおじいさんに言っていたアリスは
おじいさんとひとつ約束をします。
それは 世の中をもっと美しくするために何かをすること。

大きくなって 沢山の国々を旅したアリスは
旅先で背中を痛め おじいさんに話したとおり海辺の家で暮らし始めます。
でも おじいさんと約束した「何か」をまだ思いつきません。

痛めた背中が悪化して 寝て過ごした春、
前年蒔いたルピナスが窓の外で咲いているのを見た時
そして その次の年に丘の反対側にまで広がって咲いているのを見た時
アリスは素晴らしいことを考えついたのです。
それは 村中をルピナスの花でいっぱいにすることでした。



命をバトンしながら受け継がれていく想いを
優しいパステルカラーで描き出している絵本です。

絵本「ばっちゃん」

今日は
読み聞かせがあったので小学校に行ってきました。

読んだのは「ばっちゃん」
ばっちゃんは100匹以上も子犬を産まされ 皮膚病にかかり
右目もみえなくなっていた おばあちゃん犬。

1998年愛知県西尾市の繁殖場から
酷い飼い方をされていた94匹の繁殖犬が
助け出された事件を写真で紹介する本です。

読み聞かせとしては どうかなとも思ったのですが
あまりひどい状態の写真は使わないよう配慮されていますし
幸せになった子たちの飼い主さんからのお便りも
巻末に載っています。

夢も魔法も冒険も出てきませんが
小学4年生の子供たちは とても真剣に聞いてくれました。
なんといっても この犬たちの写真が
「命の尊厳」を訴えてくれます。

最初に 「おうちで犬を飼っているひと?」って聞いたら
クラスの半数以上が手をあげてくれたから
人ごとでなく思ってくれたのかもしれません。

助け出されて やっと幸せになったばっちゃんが
見違えるように美しい犬になって走っている表紙の写真が
私は大好きです。






本の紹介「猫たちを救う犬」


この犬の名前はジニー
三匹の子犬をかかえたまま
アパートのクローゼットの中に置き去りにされ
脱水症状と飢えで死にそうなところを救助された。

そんな目にあっても決して愛情を失わない事など
考えられるだろうか?

しかし このしっぽを持った天使は
障害を負って自暴自棄になっていた著者を変え
なんと 驚いたことに
障害を持った猫や怪我をして死にそうな猫たちを
次々と捜し出しては救出し面倒をみる。

耳の聞こえない猫、目の見えない猫。
歩くことも出来ない脳の障害を持った猫でさえ
ジニーにとっては生きるべき命なのだ。

著者は言う。
「なによりも、小さなジニーは、
 人生におけるもっとも重要な教訓を私に与えてくれた。
 すなわち、愛がなければ人生は生きるに値せず、
 愛をあたえることは愛を受け取ることよりも価値があり、
 もっともいやしめられている生き物こそ、
 もっとも恵まれない生き物こそ、
 最大の愛を受けるに値するのだと」

このやせっぽちの雑種犬が見せた奇跡を
どうぞ手にとってごらんください。

マーケットプレイスには1円から出ています。
(送料が340円かかってしまいますが・・・)



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星守る犬



偶然通りかかった本屋で
たくさんのヒマワリの中で微笑んでいるような
犬の表紙にひかれて手に取った「星守る犬

漫画なのだけれど なんだかしみじみ
いろんなことを考えさせてくれる本だったので
今日は紹介してみようと思います。

坂崎幸之助さんの「ネコロジー」

音楽にはあまり詳しくないのですが
メンバーの 桜井さんが秩父の出身なので
アルフィー(THE ALFEE)のことは 知っていました。

でもこの本を読むまで 坂崎さんが野良猫の保護をしていたなんて
ぜんぜん知らなかったです。






奇跡のリンゴ


農薬なしでは絶対に作れない作物、リンゴ。
それを無農薬で作った人がいる。

最後は自殺しようと縄を持って山に登るほど 壮絶な戦いをしたこの本の主人公 木村秋則さん。
それでも木村さんが最後に成功したのは
いかなるものとも戦おうとはしなかったからなのだ。

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西の魔女が死んだ

遅ればせながら(いつも流行からはずれているな)
梨木香歩の「西の魔女が死んだ」を読んでみた。

魔女の物語といっても 剣も魔法もでてこない。
いじめで不登校になった女子中学生の孫が
外国人で 田舎の一人暮らしをしている祖母の家に行く。
ただ それだけ。

でもね、自然の中で ていねいに暮らすことが
もうそれだけで 素晴らしい魔法なんだよね。
生きること、死ぬこと。
このおばあさんは暮らしに心をこめることで
女の子をどんなに愛しているか伝えてしまう。
そして女の子が「おばあちゃん 大好き」と言うと
確信を持って答える。
「I  KNOW」 知っているわと・・・
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秩父に嫁いで20数年。。。
上武自然公園の中に
家族7人、猫4匹で住んでます。
どうぞよろしく♪

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