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TOP >  読んだ本 >  読み聞かせの本「アツーク」

読み聞かせの本「アツーク」

今日は地元の小学校の読み聞かせでした。
5年生だったので 少し長いお話を・・

「アツーク  少年がみつけたもの」
IMG_0001_20100420154218.jpg

イヌイットの少年アツークが5才の時
お父さんからもらったハスキーの子犬タルク。
とても仲良しだったのに
タルクはオオカミに殺されてしまいます。

絶対に復讐してやるという思いを胸に
何年も弓矢の腕をみがき
一番強い狩人になったアツークは
ついにオオカミを倒します。
でもやっとタルクのカタキをうったというのに
心は寂しいまま。

まわりを見回してみればアツークはひとりぼっちでした。
動物たちは みな怖がって
アツークのそばに寄ってこないのです。

むなしい思いを抱いていたアツークは
か弱い小さな花をみつけます。
冬の間も球根で眠っている自分を待っていてくれる
友達が欲しいという小さな花。

「ぼくがまつよ」アツークはささやきました。
「どんなに冬が長くても、まっているよ。
  そして、きみがまた めばえてきたら、
  ぼくが世話をしてあげる。 あらあらしい風から
  きみをまもってやるよ。
  動物たちにふみつぶされないように、見まもってあげる。
  そうだよ、小さな花、ぼくがきみをまっているよ」
誰かに必要とされること、誰かを必要とすること。
復讐のはてにはなかった喜びを
アツークはついに見つけたのでした。

+ + + + + + + + + + + + + + + + +

このお話は 復讐に喜びはないんだよって
言っている。
それが結論なのは間違いないんだけど
その過程では 怒りと悲しみを充分に表現することが
必要なんだって言っているようにも思えるのです。

アツークがすぐに復讐を諦めていたら
彼は強い狩人にならなかったし、強い狩人が
本当はさみしい存在だっていうことも知らなかった。
そうしたら 小さな花に心を預けることもなくて
きっと彼の人生は もっとぼんやりした薄いものだっただろうなって・・

命を鮮烈に生きることは 本人にはとても痛い。
他から見たら馬鹿みたいと言われることもあるし。。
それでも 一生が終わる時にはきっと
会いたくなかった辛いことが贈り物だったとわかるのかもしれませんね。


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関連記事

Last Modified : -0001-11-30

* by バケ
児童文学も良いですね
何気ない物語りにも教えられることは多い
たまには児童文学を読んでみましょうか・・・
優しい気持ちになれるでしょうか?

こんばんは☆ * by ryu
この本を読んでみたい気持ちになりました。
図書館に久しぶりに行ってみようかな…
本を読む事を最近忘れてたような気がします。

* by うり
児童書も素敵な内容の物がたくさんあるんですね。
この本は大人が読んでもいい位の本です。
私も読んでみたくなりました。
 
図書館行ってこようっと。

復習の彼方に * by dejavuewords
自分の思いを遂げたものの満たされない心。
江戸時代の仇打ちならしなければお家存続できないししかたないけど・・・
皆仲良く。
やはりこれがいちばんなんですが、人間というのは色々いるのでそうも行かないし・・・
理想と現実の狭間でどう対応していくかで、その人の真価が分かるのでしょうね。
というより、心が満たされていくのではないでしょうか?

* by 園長
バケさん>
大きくなってから読んだほうが
良さがわかる絵本みたいなのもあるんだなぁって
最近 思います。
はたして子供の心に響いているかどうかは
わからないけどね~
大人が読んで癒される絵本って確かにありますね。

バケさんは重千代ちゃんにすっごく優しいじゃん!

* by 園長
ryuさん>
大人はあまり絵本のコーナーなんて覗かないですよね。
ryuさんは小さいころ 絵本をたくさん読んだほうですか?
私はほとんど読んだことなかったんですよ(^o^;)>
だから読み聞かせをやるようになって
絵本ってこんなにあるんだぁって驚いてます(笑)

図書館で本をさがすのって楽しいですよね。

* by 園長
うりさん>
児童図書専門の人に言わせると
絵本もピンキリなんだそうですけど
私なんかド素人だから 自分の趣味にあいそうなのを
選んじゃいます。

本当にいろんな本がありますよね~

私は児童文学だと思ってずっと読まなかった「赤毛のアン」を
二十歳すぎて 初めて読んだんですけど
自然描写の美しさにびっくりした覚えがあります。
子供時代、子供向けの本をあまり読まなかったのを後悔しました(笑)

* by 園長
dejavuewordsさん>
理想と現実のはざま・・・
その狭間は本当に深い溝ですよね~
深海魚が出てくるくらい(笑)

でも迷ったり怒ったり笑ったりしながら
その狭間をウロウロすることが人生なのかなぁ。

思いがけない苦労に会うと
つい逃避したくなりますけど 
理想どおりに行く人生っていうのも
厚みがないかもしれないですね。
かといって 現実だけだと世知辛すぎるし(汗)

コメント






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児童文学も良いですね
何気ない物語りにも教えられることは多い
たまには児童文学を読んでみましょうか・・・
優しい気持ちになれるでしょうか?
2010-04-20-17:34 * バケ [ 編集 ]

こんばんは☆

この本を読んでみたい気持ちになりました。
図書館に久しぶりに行ってみようかな…
本を読む事を最近忘れてたような気がします。
2010-04-20-20:19 * ryu [ 編集 ]

児童書も素敵な内容の物がたくさんあるんですね。
この本は大人が読んでもいい位の本です。
私も読んでみたくなりました。
 
図書館行ってこようっと。
2010-04-20-21:51 * うり [ 編集 ]

復習の彼方に

自分の思いを遂げたものの満たされない心。
江戸時代の仇打ちならしなければお家存続できないししかたないけど・・・
皆仲良く。
やはりこれがいちばんなんですが、人間というのは色々いるのでそうも行かないし・・・
理想と現実の狭間でどう対応していくかで、その人の真価が分かるのでしょうね。
というより、心が満たされていくのではないでしょうか?
2010-04-21-13:56 * dejavuewords [ 編集 ]

バケさん>
大きくなってから読んだほうが
良さがわかる絵本みたいなのもあるんだなぁって
最近 思います。
はたして子供の心に響いているかどうかは
わからないけどね~
大人が読んで癒される絵本って確かにありますね。

バケさんは重千代ちゃんにすっごく優しいじゃん!
2010-04-21-21:16 * 園長 [ 編集 ]

ryuさん>
大人はあまり絵本のコーナーなんて覗かないですよね。
ryuさんは小さいころ 絵本をたくさん読んだほうですか?
私はほとんど読んだことなかったんですよ(^o^;)>
だから読み聞かせをやるようになって
絵本ってこんなにあるんだぁって驚いてます(笑)

図書館で本をさがすのって楽しいですよね。
2010-04-21-21:21 * 園長 [ 編集 ]

うりさん>
児童図書専門の人に言わせると
絵本もピンキリなんだそうですけど
私なんかド素人だから 自分の趣味にあいそうなのを
選んじゃいます。

本当にいろんな本がありますよね~

私は児童文学だと思ってずっと読まなかった「赤毛のアン」を
二十歳すぎて 初めて読んだんですけど
自然描写の美しさにびっくりした覚えがあります。
子供時代、子供向けの本をあまり読まなかったのを後悔しました(笑)
2010-04-21-21:30 * 園長 [ 編集 ]

dejavuewordsさん>
理想と現実のはざま・・・
その狭間は本当に深い溝ですよね~
深海魚が出てくるくらい(笑)

でも迷ったり怒ったり笑ったりしながら
その狭間をウロウロすることが人生なのかなぁ。

思いがけない苦労に会うと
つい逃避したくなりますけど 
理想どおりに行く人生っていうのも
厚みがないかもしれないですね。
かといって 現実だけだと世知辛すぎるし(汗)
2010-04-21-21:43 * 園長 [ 編集 ]