奇跡のリンゴ


農薬なしでは絶対に作れない作物、リンゴ。
それを無農薬で作った人がいる。

最後は自殺しようと縄を持って山に登るほど 壮絶な戦いをしたこの本の主人公 木村秋則さん。
それでも木村さんが最後に成功したのは
いかなるものとも戦おうとはしなかったからなのだ。

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木村さんは底抜けに明るい。
そして、何でだろう、不思議だなぁと常に感動している。 
自分の考えを形にしていくことが 楽しくて寝食も忘れるような人だ。
誰かに似ているなぁ、誰だっけと思ったら 
世界のホンダを作った本田宗一郎だった。

本田宗一郎は自動車や電気産業が日本を牽引していく時に現れた。
今、技術屋の魂を持つ木村さんが 農業にいることは
日本で新しい農業が生まれ 世界に広がっていくことを示唆しているのかもしれない。
それは戦わない農業、排除するのではなく すべての命に配分する農業だ。

木村さんは村に迷い込んでくる野良ネコをみんな飼ってしまう。
トウモロコシを作っていた時 畑を荒らしたタヌキの母子の愛情深い様子をみて
売り物にならないトウモロコシをタヌキのために置いてやる。

大事なリンゴの葉を食い荒らす害虫も虫眼鏡でみるとかわいい顔をしているのだという。
その害虫のためにリンゴの収穫ができず 自分はご飯も食べられないというのに
決して憎んではいないのだ。
全滅させるのではなく、リンゴが弱らないくらいに数を減らしたいのだと。

それでも虫や病気は減ってくれない。
丸坊主になって枯れていくリンゴの木に手を当てて 「実をつけなくてもいいから
どうか生き延びてくれ」と話しかけるシーンには涙がでた。

この農法が確立すれば人間は
「邪魔なものは皆殺しにする」という考えをやめることが出来るだろう。

そうすれば 役に立たない、もう要らないという理由で
犬や猫をガス室に送ることを考え直すことができる。
鳥インフルの菌が見つかったという理由で鶏やウズラを何万羽も殺すことが
はたして最終的に人間を生かすことになるだろうかと疑問を持つことができる。

すべての命に配分を与えるためにはどうすればいいか?
この問いかけが人々の口にのぼる時 人間はやっと万物の霊長と呼べるものに
なるのではないだろうか。

木村さんがどうやってその答えに行き着いたのか、
またその無農薬栽培の方法とは いかなるものなのか、
木村さんの温かい語り口を各所にちりばめた本書で 是非実感してください。








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Comment

2009.04.17 Fri 12:55  |  身につまされるお話です

わがままばかりの人間にはいつか天罰が下るような気がします。
りんご農園の話はテレビでもやっていたような記憶が。

人間の弱さと、生命の力を感じますね。
ちょっと読んでみたいです。

  • #xtsQx3EI
  • ときどきぷろぐらま。
  • URL
  • Edit

2009.04.18 Sat 20:31  |  

木村さんのような人がいる日本は
まだ捨てたものじゃないなぁと思いました。
命って強いものなんですねー
かくいう私は 頭痛だ腹痛だと薬を飲んでいますが(汗)

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