2012-12-17 (Mon)
17:16
✎
それでは 酒蔵資料館の続きでーす(^o^)/
この四角い箱は槽(ふね)と言って
お酒を絞る機械。
決して段ボールハウスではありません(笑)
機械といってもほとんどが木で出来てるし
醪(もろみ)を入れた袋の重ね方なんかにも
デリケートな職人技が必要だったらしい。
今じゃビンや紙パックに入って売られているのが
当たり前だけど
昔は容器を持って買いに行ったんだろうなぁ。
だから ゴミも少なかったわけだよね。
私が小さいころ さすがにお酒はビンに入って売ってたけど
お豆腐屋さんが来たら 入れ物もって買いにいった覚えはあるよ。
そしてこれは 江戸時代の酒器なんだって。
持ち運びするための器だそうだから
花見の宴とかで使ったのかも。
ここまで来るとかなり高そうだから
名家でないと持てないものだろうな~
真ん中のものは 盃を洗う器だって。
このころは 盃も人数分でなく回し飲みなのかな?
江戸時代って 究極のエコ生活のような気が・・・
下の写真は 昔の酒造りに使われていた道具類。
当たり前だけど 全部 木や竹 で出来てるから
廃棄するときも不燃物ゼロ。
たぶん すり減るまで使って
壊れたら解体して作り直してたんだろうね。
この樽類の水も漏らさぬ作りは かなりの技術だと思う。
最後の工程、火入れをする時も
不要になった和紙を濡らして間に詰めたそうなの。
置いてあった実物には筆で字が書かれていた。
昔は紙を大事にしたんだねぇ。
書き損じたものをポイッていうことはなかったらしいよ。
道具類の後ろの通路からは
今の醸造が見られるようになっています。
この床の下にタンクが埋まってるんだよ~
右上に神棚があるの、わかるかな?
今でもお酒は気候や微生物の働き、すべての
見えない力に感謝して祈念して造られてます(*^。^*)
帝国麦酒株式会社のサクラビール。
どんな味だったんでしょう。
しかし 昔の看板って味があるなぁ。
木彫りなんだよ、これ。
それでは最後に 矢尾の屋号「升屋」にちなみ描かれた
文化勲章受章者である 三人の画伯による祝枡の絵を
ご紹介します。
まず「梅」書は「禄」
橋本明治画伯
絵「竹」 書「福」
杉山寧画伯
絵「松」 書「寿」
東山魁夷画伯
私、絵はトント疎いのですが
絵心のある方にはわかるんだろうな (=^_^=;)
壁には それぞれの方の代表作と作者説明がありました。
興味のある方はぜひ 秩父で実物をご覧くださいませ。
併設されている物産館には
いろんな種類のお酒が飲める試飲コーナーがありますので
こちらもぜひ。
秩父には その昔フランス人技師が
ボルドーの味だと驚いたほどのワインもありますよん。
この四角い箱は槽(ふね)と言って
お酒を絞る機械。
決して段ボールハウスではありません(笑)
機械といってもほとんどが木で出来てるし
醪(もろみ)を入れた袋の重ね方なんかにも
デリケートな職人技が必要だったらしい。
今じゃビンや紙パックに入って売られているのが
当たり前だけど
昔は容器を持って買いに行ったんだろうなぁ。
だから ゴミも少なかったわけだよね。
私が小さいころ さすがにお酒はビンに入って売ってたけど
お豆腐屋さんが来たら 入れ物もって買いにいった覚えはあるよ。
そしてこれは 江戸時代の酒器なんだって。
持ち運びするための器だそうだから
花見の宴とかで使ったのかも。
ここまで来るとかなり高そうだから
名家でないと持てないものだろうな~
真ん中のものは 盃を洗う器だって。
このころは 盃も人数分でなく回し飲みなのかな?
江戸時代って 究極のエコ生活のような気が・・・
下の写真は 昔の酒造りに使われていた道具類。
当たり前だけど 全部 木や竹 で出来てるから
廃棄するときも不燃物ゼロ。
たぶん すり減るまで使って
壊れたら解体して作り直してたんだろうね。
この樽類の水も漏らさぬ作りは かなりの技術だと思う。
最後の工程、火入れをする時も
不要になった和紙を濡らして間に詰めたそうなの。
置いてあった実物には筆で字が書かれていた。
昔は紙を大事にしたんだねぇ。
書き損じたものをポイッていうことはなかったらしいよ。
道具類の後ろの通路からは
今の醸造が見られるようになっています。
この床の下にタンクが埋まってるんだよ~
右上に神棚があるの、わかるかな?
今でもお酒は気候や微生物の働き、すべての
見えない力に感謝して祈念して造られてます(*^。^*)
帝国麦酒株式会社のサクラビール。
どんな味だったんでしょう。
しかし 昔の看板って味があるなぁ。
木彫りなんだよ、これ。
それでは最後に 矢尾の屋号「升屋」にちなみ描かれた
文化勲章受章者である 三人の画伯による祝枡の絵を
ご紹介します。
まず「梅」書は「禄」
橋本明治画伯
絵「竹」 書「福」
杉山寧画伯
絵「松」 書「寿」
東山魁夷画伯
私、絵はトント疎いのですが
絵心のある方にはわかるんだろうな (=^_^=;)
壁には それぞれの方の代表作と作者説明がありました。
興味のある方はぜひ 秩父で実物をご覧くださいませ。
併設されている物産館には
いろんな種類のお酒が飲める試飲コーナーがありますので
こちらもぜひ。
秩父には その昔フランス人技師が
ボルドーの味だと驚いたほどのワインもありますよん。
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Last Modified : -0001-11-30
* by bunrumama
昔の看板って、本当に味がありますよね・・^^
そして祝桝、これでお酒をいただいたら、さぞかし美味しいんだろうな・・とは、思うものの・・私は、日本酒は、あまり呑めない人なんです・・したがって、お正月も、まずはワインの人なんです^^;
秩父のワイン、飲んだことがないのですが・・
ボルドーの味・・・・ちょっと気になるワインです(笑)^^
そして祝桝、これでお酒をいただいたら、さぞかし美味しいんだろうな・・とは、思うものの・・私は、日本酒は、あまり呑めない人なんです・・したがって、お正月も、まずはワインの人なんです^^;
秩父のワイン、飲んだことがないのですが・・
ボルドーの味・・・・ちょっと気になるワインです(笑)^^
みかんさんにお返事♪ * by 園長
そうそう、味噌、醤油、酒は 蔵に棲んでいる微生物が
一緒に造っているものなので
建て替えると味が違っちゃうんでしょうね。
でも昔の人は 見えない微生物を
どうやって知ったのかなぁ、不思議(*^。^*)
盃洗いってお茶道具にもあるの?
知らなかったわ~
モノが大量生産ではなくて人の手で作っていたから
なんでも大事にされたのでしょうね。
みかんさん、経験者だったら
江戸時代から生きてることになっちゃうもんね(笑)
一緒に造っているものなので
建て替えると味が違っちゃうんでしょうね。
でも昔の人は 見えない微生物を
どうやって知ったのかなぁ、不思議(*^。^*)
盃洗いってお茶道具にもあるの?
知らなかったわ~
モノが大量生産ではなくて人の手で作っていたから
なんでも大事にされたのでしょうね。
みかんさん、経験者だったら
江戸時代から生きてることになっちゃうもんね(笑)
bunrumamaさんにお返事♪ * by 園長
bunrumamaさんは ワインのイメージあるある♪
ルージュちゃんの名前は「赤」だから
やっぱりワインのイメージだしっ
ワインは山梨が有名なんだけど
実は山梨と隣り合っている秩父地方も
武甲山の秩父側が石灰岩でできているので
日本ではあまりないアルカリ土壌らしいの。
だからブドウ栽培に適してるみたい。
50年くらい前に来たフランス人宣教師が
ボルドーの味だって言ったそうだよ~
名前は初代の名をとって
「原作印ワイン」っていうワインらしからぬ
名前なんだけどね(笑)
その上級になる「GKT」っていうのがおすすめよん♪
ルージュちゃんの名前は「赤」だから
やっぱりワインのイメージだしっ
ワインは山梨が有名なんだけど
実は山梨と隣り合っている秩父地方も
武甲山の秩父側が石灰岩でできているので
日本ではあまりないアルカリ土壌らしいの。
だからブドウ栽培に適してるみたい。
50年くらい前に来たフランス人宣教師が
ボルドーの味だって言ったそうだよ~
名前は初代の名をとって
「原作印ワイン」っていうワインらしからぬ
名前なんだけどね(笑)
その上級になる「GKT」っていうのがおすすめよん♪
* by ごくしげ
素朴ですてきな酒器ですね。
酒造りの道具も実に味わいがあっていいですね。
なぜか木や竹製品で造った酒のほうが
めっちゃ美味しそうに感じられます。
酒は御神酒というように神との関連性は
今の酒造り工場においても大切なことなんですね。
画像みて思いました。
日本画家の3氏の絵、すてきですね。
売りに出したらそうとうな金額になるでしょうね。
ありがとうございました。
酒造りの道具も実に味わいがあっていいですね。
なぜか木や竹製品で造った酒のほうが
めっちゃ美味しそうに感じられます。
酒は御神酒というように神との関連性は
今の酒造り工場においても大切なことなんですね。
画像みて思いました。
日本画家の3氏の絵、すてきですね。
売りに出したらそうとうな金額になるでしょうね。
ありがとうございました。
ごくしげさんにお返事♪ * by 園長
> なぜか木や竹製品で造った酒のほうが
> めっちゃ美味しそうに感じられます。
↑ これ ほんとにそうですよね。
もしかしてお酒を造ってくれる微生物は
金属やプラスチックより 木や竹のほうが
居心地が良くて調子よくお仕事してくれるのかも(笑)
こちらでは 祭りのときなどに
青竹に日本酒を入れた酒器をみかけます。
私はそれ、飲んだことないけど
きっと竹の香りがついてて美味しいと思いますよ~
三画伯の枡は調湿つきのガラスケースに入ってて
とても大事に保存されてました。
売り出したら それこそ大変な金額でしょうねぇ。
> めっちゃ美味しそうに感じられます。
↑ これ ほんとにそうですよね。
もしかしてお酒を造ってくれる微生物は
金属やプラスチックより 木や竹のほうが
居心地が良くて調子よくお仕事してくれるのかも(笑)
こちらでは 祭りのときなどに
青竹に日本酒を入れた酒器をみかけます。
私はそれ、飲んだことないけど
きっと竹の香りがついてて美味しいと思いますよ~
三画伯の枡は調湿つきのガラスケースに入ってて
とても大事に保存されてました。
売り出したら それこそ大変な金額でしょうねぇ。
できないんですよね
天井や 床 壁に 浸み込んでいる菌が 変化が出ると
味とか 微妙に変わるからだそうです
杯洗い お茶の道具にも そんな感じがあるみたい☆
むかしは 紙が 庶民になかったから 墨は 洗い流して
使ったとか 聞いた話だから 当てにならないけどね、
消して 経験者ではないですよ、念のために☆